山形県私立幼稚園・認定こども園教員研修大会がありました。

10月11日(金)『第31回 山形県私立幼稚園・認定こども園教員研修大会(酒田大会)』が開催されました。今回は酒田地区が開催場所となっており、県内の幼稚園教諭や保育士が、酒田市と遊佐町の6施設に分かれて参加しました。
本園も教員研修大会の会場園となっており、たくさんの幼稚園教諭や保育士の皆さんが来園してくれました。
午前中は“公開保育”として、きらり組から年長組までの教育活動(自由選択活動と一斉活動)を多数の方にご覧いただきました。

自由選択活動の時間は、園内で遊んでいる様子だけでなく、天気が良かったので園庭遊びの様子も観ていただきました。
“たくさんの見知らぬ人に観察されながら遊ぶ”という、普段とはかなり違う雰囲気ではありましたが、子ども達はいつもどおり好きな遊びを見つけて、夢中になって遊ぶ様子が見られましたよ。

自由選択活動の時間が終わり、片付けをしたら、朝の会です。
朝の挨拶をしたり、歌を歌ったりする、普段と同じ朝の会の様子を観ていただきました。

大会の規定により、公開保育の時間が決められているため、子ども達は12時での降園となります。
そのため、朝の会を終え、そのまま降園準備をし、帰りの会をしました。

その後、「さようなら!」と元気いっぱい挨拶をして降園しました。

午後からの時間は、公開保育を見てくださった先生方と本園の職員で研究協議が行われました。

本園の研究主題は『インクルーシブ教育を考える ~子どもの主体性が発揮される保育環境を目指して~』でした。
羽陽学園短期大学の渡辺 聡教授にいろいろとご指導いただきながら環境設定などを見直し、研究を進めてきました。その研究のこれまでのまとめを発表しました。

その後は、年齢別のグループに分かれ、グループ協議が行われました。

公開保育を見ての感想をいただいたり、疑問にお答えしたりしました。
また、他園ではどのような環境設定をしているのか、子ども達とのかかわりをどうしているのかなど、いろいろと情報交換することができ、たくさんの学びを得ることができました。

本園が研究に取り組む様子を温かく見守ってくださった『羽陽学園短期大学 幼児教育科 教授 渡辺 聡 先生』が指導助言者として、最後に講義をしてくださいました。

この日もインクルーシブ教育について、本園の事例などを用いて話をしてくれました。

これからも子ども達が自立心を育み、さまざまな人と共生していく中で主体性を発揮し、楽しく過ごせるような環境を目指して、さらに学びを深めていきたいと思います。

保護者の皆様、12時前での降園や早めのお迎えなどにご協力いただき、ありがとうございました。