年長組 羽黒山遠足に行ってきました。
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2025.07.02
6月12日(木)は、年長組のみんなが楽しみにしていた羽黒山遠足です。
雨の心配はなく、晴れたり曇ったりの涼しいお天気でした🍃

お家の人が見守る中、出発式を終え、いよいよバスに乗り込みます🚌

お家の人や預かり保育のみんなに見送られ、園を出発しました。「いってきま~す👋」

バスの中で歌を歌ったり、○×クイズをしたりして、楽しい時間を過ごしていると…


あっという間に、『羽黒山大鳥居』が見えてきました!

大鳥居の大きさに、びっくりしていた子ども達でした😲
大鳥居をくぐって、羽黒山の入り口である手向(とうげ)に到着しました。

羽黒山への挑戦を前に、園長先生が子ども達の右肩に火打石を打ち、切り火で、旅の安全を願ってくれました。
いよいよ出発です!がんばるぞー✊

羽黒山の登り口に建つ“随神門“の横には、羽黒山の御神木の杉がありました。
その太さを見て、古くからあった杉の木であることを感じることができました。

随神門をくぐって、2446段の石段への挑戦が始まりました。
羽黒山へ一歩、足を踏み入れると、ひんやりとした澄んだ空気に包まれました。

はじめは一歩一歩、石段を踏み外さないように慎重に下りていきます。

石段を下ると、何かが聞こえてきます。
何の音かな…?耳を澄ませて聞いてみます👂

「水の音かも!」
先に進むと、だんだんと水の流れる音が大きくなり、“神橋”が見えてきました。

神橋の欄干からは“須賀の滝”が見えます。水の流れをじっと見つめる子ども達でした。



神橋を渡り終え、進んでいくと、樹齢1000年以上となる“爺杉”が見えてきました。



爺杉のてっぺんは全く見えません。爺杉の大きさに驚いていた子ども達でした🌲
爺杉を見終えると、すぐに“五重塔”が見えてきました。

「屋根が本当に5つある!」
子ども達は五重塔の屋根の数をじっくりと数えて、確認していました。

先へ進むと“一の坂”の石碑を見つけました。
ここから、本格的に石段のぼりが始まります。



少し息が上がってきたので、立ち止まり、深呼吸をしました。美味しい空気を身体いっぱい吸い込み、またのぼり始めました。


“二の坂”の石碑を発見!
一の坂をみんなでクリアしたことがわかり、嬉しそうな表情でした😁

けれど、目の前には再びとても長い、急な石段が待っています…😵


少しずつ子ども達の口数も減り、表情もだんだんと険しくなってきました。

地図を見ながら、自分達がどの位置にいるのかを確かめます。
「二の坂だから、このへんかな?」

急な石段を登り終えると、きれいな景色が広がりました!

子ども達は、石段のぼりの苦しさの中でも、景色を見るだけでなく、五感を使って羽黒山を体感していました。
杉の木に触れ、硬さや冷たさを感じたり、

耳をそっと杉の木に近づけ、音を聞いたり。たくさん見て、聞いて、嗅いで、触って、味わっていた子ども達です♡
それぞれ感じたこと、発見したことがありましたね。

“味わう“と言えば…このあたりで少し休憩。
昨日、年長組のみんなで作った『力こんにゃく』の時間です。

たっぷりの鰹節から美味しい出汁をとって作った、力こんにゃくです。
「昨日よりも色が濃くなってる!」「いい香り!美味しそう😋」と子ども達の期待も高まります♪

「いただきまーす😆」

しっかり味が染みこんだ力こんにゃくの味は格別でした✨
水分補給もして、元気も回復!
三の坂に向けて、がんばるぞー✊


最後の難所“三の坂”の石碑を見つけました。


力こんにゃくを食べて、笑顔が戻った子ども達は、三の坂の石段を前にしても、余裕の表情です😁


「ゴールまであと少し。」「がんばろう。」と友達と声を掛け合いながら、ゴールを目指しました。
三の坂の急な石段を登り終わって進んでいくと、石段に何かを発見しました💡

石段に、ひょうたんが彫られてあります。
別の石段にも発見しました。こちらは、徳利と盃です。

さらに進んでいくと、ゴールが見えてきました!

先にゴールした園長先生とバスの先生が待ってくれています。

みんなで一緒にゴール!!

2446段の石段を登り切った子ども達に、バスの先生からご褒美シールを貼ってもらいました。
年長組のみんな、よくがんばりましたね✨



その後、出羽三山の神様が祀られている三神合祭殿で参拝をしました。

参拝の仕方を確認して…

しっかり参拝します👏


どんなことをお願いしたのかな?
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その後は、“鏡池”や“八咫烏(やたがらす)”を見学しました。
蜂子皇子が、この3本足の八咫烏に導かれ、羽黒山が開山したと言われています。


“茅の輪くぐり“も行いました。
茅の輪くぐりは、『夏越の祓』とも言われる神事です。

左足から跨いで進むので、子ども達も左右を意識して丁寧に行っていました。全員で災厄を祓うことができました。

その後はバスに乗って、『手向地区地域活動センター』に向かいます。
窓から見える景色に、「こんなに高い所まで登ったんだ!」という実感が湧いた子ども達でした☺

手向地区地域活動センターに到着し、施設の方にご挨拶しました。

各クラスで大きな輪を作り、お弁当の準備を始めます。
どの子も、お弁当が楽しみで仕方のない様子が見られました💓

みんな揃って、「いただきまーす!」




お弁当もおやつもいっぱい食べて、ゆっくりと過ごしました。
お弁当のおかずや果物、おやつ。自分の好きなものを友達に紹介したり、お揃いのものに喜んだり、とても楽しい時間を過ごせましたね😆✨
お家の皆さん、朝早くから愛情たっぷりのお弁当の準備をありがとうございました♡
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あっという間に幼稚園に帰る時間です。
帰りのバスの中では、疲れてぐっすり眠る子、まだまだ元気に友達とおしゃべりをしている子と、さまざまでした。

幼稚園に到着すると、たくさんのお家の方々が出迎えてくれました。
お家の人が見守る中、担任の先生から一人ずつ認定証を受け取りました。この認定証は羽黒山2446段を登り切ったという証です✨

羽黒山遠足で、石段を登るときに苦しい気持ちも辛い気持ちもありました。
その中で、みんなと一緒なら頑張れること、みんなと一緒ならもっと楽しくなることを実感し、『友達』の存在が改めて大きく、大切なものになりましたね🥰
2446段を最後まで登りきれたことが、大きな自信につながることでしょう。本当によくがんばりました❣

次はどんな冒険が待っているのか、楽しみですね♪